インサイド・ルーウィン・デイヴィス
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■キャスト オスカー・アイザック、キャリー・ マリガン ジョン・グッドマン、ギャレット・ヘドランド ジャスティン・ティンバーレイク |
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そんな時、ジムから仕事の誘いがあった。それはルーウィンが軽蔑する軽薄なポップ・ソングのレコーディングだったが背に腹はかえられない。ジムはミュージシャンとして成功するために努力をしていたが、フォーク・ソングを愛するルーウィンは自分の信念を曲げず、そのおかげで住む場所もない貧しい生活を送っていた。そんなルーウィンを、ジーンは容赦なく「負け犬!」と罵った。 ゴーファイン夫妻のもとを訪れたルーウィン。そこで夫妻の客の前で歌うように頼まれた彼は、ついに感情を爆発させてしまう。「俺は生活のために歌っている、遊びじゃないんだ!」。苦しくても歌にしがみついているルーウィンには、かつて一緒に歌っていたパートナーを失った悲しい過去があった。八方塞がりのルーウィンは、街を出ることを決意。 ジャズ・ミュージシャンのローランド・ターナーと付き人のジョニー・ファイヴとガソリン代を分け合って車でシカゴへと向かった。しかし、2人とはまったく話が合わず、挙げ句の果てにターナーは薬物中毒で倒れてしまい旅は悪夢のような結果に。それでもシカゴに辿り着いたルーウィンは、有名なプロデューサー、バド・グロスマンのオーディションを受けることにする。ルーウィンの歌を聴いたグロスマンは、ヒゲを剃って身ぎれいにすることを条件に、いま彼が企画している新しい男女ユニットに入らないかと提案するがルーウィンは断った。やはり彼は、成功と引き換えに信念を曲げることはできなかったのだ……。
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■プロダクション・ノートより ボブ・ディランが憧れたデイヴ・ヴァン・ロンクとは? フォーク・ミュージックをこよなく愛し、音楽にすべてを捧げるルーウィン・デイヴィス。そのモデルになったのは、実在したフォーク・シンガー、デイヴ・ヴァン・ロンクだ。ロンクは1936年にNYのブルックリンに生まれ、歌手デビューする前に船員として働いていたことは映画にも反映されている。 1961年という時代背景 音楽をテーマにした映画は数多く作られてきたが、本作がユニークなのは、これまで映画ではほとんど紹介されることがなかった60年代初頭のNYのフォーク・シーンを描いたことだ。 また本作はデイヴ・ヴァン・ロンクの回想録「The Mayor of Macdougal Street」を下敷きにしているだけあって、ルーウィン以外にも実在した人物をモデルにした登場人物が登場する。例えばシカゴでルーウィンがオーディションを受けるバド・グロスマンのモデルは、ボブ・ディランやジャニス・ジョプリンを世に出した大物マネージャー、アルバート・グロスマン。 (プレス資料より転載)
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■監督・脚本:ジョエル&イーサン・コーエン アメリカ、ミネソタ州出身。1954年生まれのジョエルと57年生まれのイーサンの兄弟で活動する監督・脚本家・プロデューサー。 主な作品には、『ファーゴ』(96)カンヌ国際映画祭、監督賞、アカデミー賞で脚本賞を受賞。『バーバー』(01)カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。『ノーカントリー』(07)アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞を受賞。 ■スタッフ 監督・脚本::シ?ョエル・コーエン、イーサン・コーエン 撮影:ブリュノ・デルボネル 美術:ジェス・ゴンコール 舞台美術:スーザン・ボード・タイソン 衣装:メアリー・ゾフレス 編集:ロデリック・ジェインズ メイク:ニッキー・レダーマン ヘアメイク:マイケル・クリストン エグゼクティブ 音楽プロデューサー: T・ボーン・バーネット アシスタント 音楽プロデューサー:マーカス・マムフォード プロデューサー: スコット・ルーディン |
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