her/世界でひとつの彼女
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■キャスト ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド スカーレット・ヨハンソン(サマンサの声) |
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Photo courtesy of Warner Bros. Pictures |
セオドアは、サマンサを携帯電話にインストールし、ポケットに入れて持ち歩く。まるでデートをしているかのように。ワイヤレスのイヤホンから聞こえてくる“彼女”の声を、誰より身近に感じるようになるセオドア。 ある時セオドアは、夫と離婚したばかりのエイミーがOSと友達になったという話をきっかけに、自分の恋人もOSであることを打ち明ける。エイミーはそれを、恋はみなクレイジーなものだと言って、素直に受け入れる。サマンサの存在に背中を押されたセオドアは、キャサリンとの離婚届に判を押す決意をする。久しぶりに目の前に現れた妻。彼女は変わらず魅力的だったが、セオドアがOSと交際していることを告げると、自分の感情は受け止めてもらえなかった、あなたにはOSがお似合いだ、と責められてしまう。 その言葉に傷つき、再び自分の殻に閉じこもるセオドア。恋するはずのなかったセオドアとサマンサ。ふたりの恋の行方は・・・
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Photo courtesy of Warner Bros. Pictures Photo courtesy of Warner Bros. Pictures |
スパイク・ジョーンズ監督 インタビュー ひとつの側面として監督はこうも語る。「人間の関係性において、僕らは相手に一定して心から誠実で親密な相手であり続けてほしいと願う。でも僕らは毎年、日々、一瞬ごとに成長したり変わったりする生き物だ。僕らは相手に“こうありたい自分”でいる自由を常に与えてあげることができるだろうか? 変化した相手を愛せるだろうか? そして変化した相手も自分のことを愛し続けてくれるのか? サマンサは進化するように作られていて、セオドアとの関係が始まった瞬間から、どこまで変化していくか限界がない。変化し続けるのは僕たち人間も同じだ。それが恋に落ちるときのリスクなんだ」 サマンサにもっと自分を知りたいという欲求が目覚めるにつれて、セオドア自身も変わっていく。彼は彼女に彼の日常を教え、街やビーチや雪山へ小旅行に連れて行く。彼には見慣れた景色も、彼女には新鮮に映る。彼自身も彼女を通じて、その景色が今までと違って感じる。
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Photo courtesy of Warner Bros. Pictures |
■監督:スパイク・ジョーンズ(監督・脚本・製作) スケートボードのフィルミングやフォトグラファーとして活動を始め、その後MTVの演出やミュージックビデオ監督を手掛ける。『マルコヴィッチの穴』(00)で映画監督デビュー、米アカデミー賞最優秀監督賞にノミネート。 |
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原題:Her |
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