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トランセンデンス
Transcendence

2014年6月28日ロードショー


■ストーリー
 科学者のウィルは、パートナーのエヴリンと共に飢えも貧困もない未来のために人工知能の研究を行っている。
ある日、夫妻の大学時代からの親友の神経生物学者マックに誘われ、カリフォルニア大学バークレー校で講演を行った。
だが、その直後、悲劇は起こった。反テクノロジーを標榜するテロ集団に襲われたのだ。

 一命は取り留めたものの、銃弾に塗られていた放射性物質によってウィルの容態は急変してしまう。余命は数週間。
死の淵をさまよう夫に寄り添いながら、エヴリンは電極移植に最後の望みを託そうと決心する。コンピュータにウィルの頭脳をインストールする試みである。成功すれば、肉体が滅びた後もウィルの意識はサイバー空間の中で行き続けられるはずだった。

 


■キャスト
ジョニー・デップ
モーガン・フリーマン
レベッカ・ホール
ポール・ベタニー
キリアン・マーフィ
ケイト・マーラ
 







       

 

 エヴリンは、ひそかに研究室からコアユニットを持ち出し実験を始める。マックスは、はじめは否定的な態度をとるが根負けして、エヴリンの協力者となる。

 実験はウィルが息を引き取った後も続けられるが、彼を再生する試みは困難を極めた。エヴリンも失敗だったとあきらめかけた時、モニターに「誰かいる?」という問いかけの文字が点滅する。ウィルの頭脳がよみがえった瞬間だった。エヴリンはすぐさまマイクを使って会話を始める。一方のマックスは「金融市場にアクセスしたい」と言い出したウィルが、元のウィルではないと感じ、疑惑のまなざしを向ける。そして、ネットに接続した瞬間、暴走が始まる・・・・ 

※   ※   ※

 

       
 







       

■プロダクション・ノートより

タイトルの「トランセンデンス」について、本編中でキャスター博士は「コンピュータが人間の知性を超えてしまう現象、及びその限界点、一般的には“シンギュラリティ”と呼ばれる」と言っている。
“シンギュラリティ”は映画のテーマであると共に、もはや時代のキーワードと言ってよい。その実現性について衝撃を受けたとホールは語る。
「すでに『それは可能か?』という問題ではなく、『いつ起きるのか?』ということだからよ。研究者にとって、それは100%間違いないことなのよ。この映画の関わった皆にとって、それはとてもショッキングなことだった。サイエンス・フィクションではなく、サイエンス・ファクト(事実)なの」

フィスター監督は、本作の技術顧問を務めたカリフォルニア大学バークレー校の電気工学と神経科学のJ・カルメナ博士など、多くの専門家からさまざまな知識や情報を得て、この物語は明日の現実なのだと気づいた。
神経科学、ナノテクノロジー、細胞研究、ロボット工学など、SFがゆっくりと事実へと変わっていったのである。カルメナ博士は言う。「この映画の前提は、ブレイン・マシン・インターフェイス(脳介機装置)の開発に対する刺激的かつ先見の明のあるものだ」。同じくバークレー校のM・マハルビッツ博士は「明らかにこれはSF映画だが、根底にあるものは、映画の前半ではリアルタイムなりサーチに基づいている」と、緻密な映画の世界観を評している。(プレス資料より転載)


 

 









■監督:ウォーリー・フィスター   
反作で監督デビュー。『メメント』以来、ほぼすべてのクリストファー・ノーラン作品を撮影監督として共にしてきた。『バットマン・ビギンズ』(05)、『プレステージ』(06)、『ダークナイト』(08)でアカデミー賞撮影賞にノミネート。『インセプション』(10)で同賞を受賞。そのほかの撮影監督として『インソムニア』(02)、『ダークナイト ライジング』(12)などがある。


■スタッフ
監督:ウォーリー・フィスター
脚本:ジャック・パグレン
撮影:ジェス・ホール
美術:クリス・シーガーズ
衣装:ジョージ・L・リトル
編集:デヴィッド・ローゼンブルーム
音楽:マイケル・ダナ
製作総指揮:クリストファー・ノーラン、エマ・トーマスダン・ミンツ

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://transcendence.jp/

(C)2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

原題:Transcendence
2014年 /アメリカ /119分 /シネマスコープ
配給:ポニーキャニオン、松竹