フランシス・ハ
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■キャスト グレタ・ガーウィグ ミッキー・サムナー アダム・ドライバー マイケル・ゼゲン シャーロット・ダンボワーズ パトリック・ヒューシンガー |
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周りの友人たちが落ち着いてきていることに焦りを覚え、自分の人生を見つめ直し、もがいて壁にぶつかりながらも前向きに歩き出そうとするフランシス。不器用で大雑把だけどチャーミングな彼女の姿に、誰もが共感を覚え、心が軽やかになる・・・
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■プロダクション・ノートより 監督・脚本:ノア・バームバック インタビュー Q:フランシスをヒーローと捉えていますか? 彼女はヒーローだと思う。ぼくが目指したビジュアル的なアプローチの一つに、映画的な体験を作るということがあった。でないと平凡なキャラクターになってしまうからね。 Q:映画全般にわたって、フランス映画のエッセンスが見られますね。モノクロであったり、パリが出てきたり。具体的にイメージした映画はあるのですか? フランスのヌーベルヴァーグを参考にしようとは特に話していない。多分、フランシスにみすぼらしい映画ではなく、ジョルジュ・ドルリューのゴージャスな音楽とクラシック・ロックに彩どられた、美しいモノクロ映画のポートレートを用意してあげたかったのよ。それから、登場人物を現代的な20代のニューヨーカーに仕立て上げようとしたけど、モノクロでレンズを覗くと、パリのように見えてくるの。というのもローワー・イーストサイドの人たちがそのような服装をしているから。 Q:フランシスは自分探しをしてもがいています。彼女からはアーティストになりたくてもなれないこと、ちゃんと教育を受けているのに役立たないことなどへの苛立ちが感じられます。これらはあなた自身の20代の頃の経験なのでしょうか? 友人たちが借金していないって気付いた時、それってすごく奇妙に思ったのよ。だってみんな借金して当然だと思っていたから。 |
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■監督・脚本:ノア・バームバック 1969年アメリカ、ニューヨーク市ブルックリン生まれ。ニューヨーク州ヴァッサー大学で学び、24歳の時にラブコメディ『彼女と僕のいた場所』(95)で監督・脚本デビュー。 2005年、高校時代の実体験を基にした『イカとクジラ』がアカデミー賞、脚本賞にノミネート。 2007年、二コール・キッドマン主演『マーゴット・ウェディング』を発表。2010年ベン・スティラー主演『ベン・スティラー 人生は最悪だ!』でヒロインとしてグレタ・ガーウィグを起用。2012年、グレタ・ガーウィグと共同で脚本を書き、低予算で作られたモノクロ作品『フランシス・ハ』がアメリカの批評家筋に絶賛され、小さい作品ながら異例のヒット。 脚本家としての活動は、ウェス・アンダーソン監督『ライフ・アクアティック』(04)『ファンタスティックMr.FOX』(09)で共同脚本を担当。アニメーション『マダガスカル3』(12)の脚本も執筆。 ■スタッフ 監督・脚本:ノア・バームバック 脚本:グレタ・ガーウィグ 撮影:サム・レヴィ 美術:サム・リセンコ 編集:ジェニファー・レイム 音楽:ジョージ・ドレイコリアス 製作:ノア・バームバック、スコット・ルーディン、リラ・ヤコブ、ホドリゴ・テイシェイラ |
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原題:frances Ha |
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