嗤う分身
|
■キャスト ジェシー・アイゼンバーグ ミア・ワシコウスカ ウォーレス・ショーン ヤスミン・ペイジ ノア・テイラー |
|||||||||||||
|
“彼”はある日突然サイモンの前に現れた。会社期待の新人として入社してきたジェーム・ズサイモンは、顔、背格好、ファッション、爪の形までサイモンと瓜二つだった。もう一人のサイモンの出現に動揺するサイモンを尻目に、上司も同僚も、誰一人としてこの状況に驚くことも不思議がることもしない。むしろジェームズはあっという間に会社になじみ、一方、サイモンはますます影の薄い存在として扱われるのだった・・・ ※ ※ ※
|
|||||||||||||
監督・脚本:リチャード・アイオアディ インタビュー Q:CGではなくカメラの中で効果を作り上げるために、長い時間を費やしているのは? 例えば、コントラストの高い映像にする事で、フィルムの感覚として『嗤う分身』は光と影の映像だと印象付けることができる。それにカメラでできることは多い。モーションコントロールカメラという偉大な発明があるからね。二役の演出は俳優とリハーサルをして、変更点を直して、後は俳優を信じる。難しいのはジェシーが片方の役を演じたらその場で使うテイクを選んで、カメラ位置を戻して全く同じカメラワークを再現し、音声を頼りにもう一つの役を演じるわけだから、完成した画はポスプロを待たないとわからない。 Q:劇中では昭和歌謡が多用されていますね。選曲に至った経緯は? 昔、「エド・サリヴァンショー」というアメリカのバラエティ番組があったんだ。ゲストには、プレスリーとか、ストーンズなどのスターたちが出演していた。その番組に、日本の坂本九やジャッキー吉川とブルー・コメッツも出演していたんだよ。 Q:この物語の面白さは何でしょう? サイモンは寂しい男で、何でも先延ばしにしてきた。そしてある日、もう一人の全く性格の異なる自分が現れる。
|
||||||||||||||
|
■監督:リチャード・アイオアディ 1977年生まれ。イギリス、ロンドン出身のコメディアン、俳優、脚本家、映画監督。ケンブリッジ大学で学び、演劇クラブ「ケンブリッジ・フットライツ」で座長を務め、その後も英国コメディ界のトップにいる。 在学中より舞台の脚本を多くてがけ、2004年、チャンネル4のホラーコメディで共同脚本、演出を担当し出演もした。 アークティック・モンキーズ、カサビアン、ヴァンパイア・ウィークエンドなどのミュージシャンのPV監督をしており、2008年にアークティック・モンキーズのアポロ・シアターでのライブ映画をリリースした。 『サブマリン』(2010)で長編映画監督デビュー。本作は2作目。 ■スタッフ 監督・脚本:リチャード・アイオアディ 原作:フョードル・ドストエフスキー『分身(二重人格)』 共同脚本:アヴィ・コリン 撮影:エリック・アレクサンダー・ウィルソン 美術:デヴィッド・クランク 衣装:ジャクリーヌ・デュラン 編集:ニック・フェントン、クリス・ディケンズ 音楽:アンドリュー・ヒューイット |
|||||||||||||
|
原題:The Double |
|||||||||||||
|
||||||||||||||