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JIMI:栄光への軌跡
Jimi: All Is by My Side

2015年4月、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開


■ストーリー
 1966年、N.Y.のチーター・クラブ。当時のキース・リチャードの恋人で、ブルース好きのリンダ・キースは、ステージで演奏する無名のギタリストに衝撃を受けた。

 ギタリストの名はジミ・ヘンドリクス。彼の才能に惚れ込んだリンダは、まともなギターを持っていないジミにキース・リチャードのイニシャルが入った白いストラトキャスターをプレゼントする。
彼を売り込もうと、ストーンズのマネージャーにジミの演奏を聞いてもらうが、つれない反応しかなかった。あきらめずに、アニマルズのメンバー、チャス・チャンドラーにも演奏を聞かせると、チャスはジミの才能をすぐに見抜く。

 


■キャスト
アンドレ・ベンジャミン、イモージェン・プーツ
ヘイリー・アトウェル、ルース・ネッガ
アンドリュー・バックレー、オリバー・ベネット
トム・ダンレア ほか
 








       



 バンドを脱退してマネージャー業に転業しようとしていたチャスは、ジミをロンドンに連れて行く。早速、ロンドンのスコッチ・クラブでジミのライヴが行われるが、そこでグルーピーのキャシー・エッチンガムがジミに一目惚れ。その場に居合わせたリンダと大喧嘩した末に、ジミと一夜をともにする。リンダはジミの成功を望みながら見守ることしかできなかった。

  一方、ジミはオーディションでバンドメンバーを集め、ノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルとともにジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスを結成。チェスの口利きでクリームのライブに飛び入りして、ワイルド・シングを演奏。エリック・クラプトンは、ステージを降りて、すごいやつだとチェスに告げる。

 成功への階段を昇っているかのように見えたジミだったが、イギリスで注目を集めても、故郷のアメリカでは無名のまま。さらに、デビューアルバムも酷評されて、苛立ちが募っていく・・・



※   ※   ※

 

       
 






       


■プロダクション・ノートより

この作品企画は、監督・脚本のジョン・リドリーがジミ・ヘンドリクスの曲『Something My Love to Linda』を聴いたことがきっかけだった。この曲に心奪われたリドリーは、歌詞に出てくるリンダが何者なのか興味を抱いて彼女について調べ上げた。そして、5年にわたるリサーチを行い、ロックの歴史で語られることの無かった、リンダ・キースとジミ・ヘンドリクスの関係を一つの軸にして脚本を書き始めた。

その際リドリーが心がけたのは、人間としてのジミ・ヘンドリクスを忠実に描くことだった。「主人公がジミ・ヘンドリクスだということを忘れて映画を見てほしい」とリドリーは言う。

 


 

 









■監督・脚本:ジョン・リドリー 

1965年、米、ウィスコンシン州生まれ。脚本家、小説家、映画プロデューサー、映画監督として政治的理想や正論の向こうにある真実の物語をつむぐことに定評がある。
『それでも夜は明ける』(13)で脚本と製作総指揮を務め、アカデミー賞受賞。小説家としては処女作『Stray Dogs』はオリヴァーストーン監督『Uターン』(97)として映画化された。

監督・脚本作品には『コールド・ハート』(97)、原案に『スリー・キングス』(99)、製作総指揮・脚本・原案作品に『アンダー・カバー・ブラザー』(02)などがある。


■スタッフ
監督・脚本:ジョン・リドリー
撮影:ティム・フレミング
美術:ポール・クロス
衣装:レオニー・プレンダーガスト
編集:ハンク・コーウィン
音楽:ダニー・ブラムソン、ワディ・ワクテル
音楽スーパーバイザー:クリス・モレール

     

 

 

   


■オフィシャルサイト
http://jimi-movie.com/

(C)MMXIII AIBMS, LLC. All Rights Reserved.

原題:Jimi: All Is by My Side
2013年/イギリス/118分 /シネマスコープ
日本語字幕:寺尾次郎
配給:東京テアトル