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武蔵野美術大学工芸・工業デザイン学科卒業制作展

クラフトデザインコース テキスタイル専攻
2008年2月8日-2月12日
AXIS

赤の情熱を最大限に引き出そうと、2年間、赤を追求してきたという田中さん。ファッションショーやパフォーマンスショーを自身で企画しながら、色彩とテキスタイルとの関係を探りだしている。
藤川さんの作品には、7年間ずっとポップでカラフルな作品を作ってきたと説明が記されている。「ポップでカラフルな色は人を元気にさせる・・・」と。
この、ひとつのモチーフをずっと追い続けるという姿勢は興味深い。デザインというと、企業活動の中でさまざまな要求に対応できるよう、さまざまな次元の感性を理解して実践できる必要があるとされてきたからだ。

ひとつのモチーフを追求していくとアートによってくる。アートによってくると、そこに接する私たちには、その作家の思いや、それを越えたはるかな歴史や、人間に関するさまざまな感情が伝わってくる。
それは、イメージソースを元に最初にドローイングを展開し、テキスタイルに変換するという作業を経て作られた、後藤さんの作品『mnemonic 00 -life-』 にも感じることができる。
これらの作品に囲まれていると、人間のぬくもりを感じるのは、テキスタイルが「感情」といった側面を伝えるのに、とりわけ適したものだからなのかもしれない。


 

      ■mnemonic 00 -life-
素材:綿
技法:ほぐし絣/ピックアップ


後藤千尋
Goto Chihiro
       
 
 

 

 
   
 
  ■憶う
素材:ラミー/ウール
技法:もじり織り/平織り/二重織り

森谷明日美
Moriya Asumi

    
 
 
 
■情報のテクスチャ
素材:麻/新聞紙/ボンド
技法:紡ぎ/オリジナルテクニック

安齋英弘
Anzai Hidehiro

       
       
 
   
 
 
■記憶の集積/限りなく連なるもの
素材:綿ナイアガラ
技法:ローケツ染め/シルクスクリーン/抜染

荻原明美
Ogiwara Tomomi

 
   
 
 
■Full of Red
素材:綿/麻/レーヨン/ウール/アルミ
技法:OFF LOOM

田中美枝
Tanaka Mie

       
 
 

パフォーマンスショー
 
curtain CONCEPT
 
 
 
■とれたて/熟成中/たべごろ/のがした!
素材:メリノ/ロムニー/綿シングルガーゼ
技法:シルクスクリーン/フェルティング

森口陽子
Moriguchi Yoko

 
   
 
  ■sweet fabric
素材:GAコットン
技法:シルクスクリーン/ミシンワーク

藤川早希
Fujikawa Saki

 
 
 





 
 
■覗 feel through a hole
素材:綿/麻/ウール
技法:平織/織込/

仲佐史恵
Nakasa Fumie