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ヴィルヘルム・ハンマースホイ
静かなる詩情


2008年9月30日(火)-12月7日(日)
国立西洋美術館

Vilhelm Hammershøi   The Poetry of Silence
The National Museum of Western Art


19世紀末デンマークを代表する画家ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)。コペンハーゲン美術アカデミーで学んだ後、「自由展」と呼ばれる分離派に参加し、古典的な要素の中に近代的な感覚を取り入れた革新的な画家として活躍します。アカデミーとは一線を画する活動によって生前ヨーロッパで高い評価を得ました。
没後、急速に忘れ去られましたが、1997-98年のオルセー美術館とグッゲンハイム美術館による回顧展で再び脚光を浴び、近年人気が高まっています。
本展は、ハンマースホイを日本で初めて紹介する企画。同時期に活躍した、デンマーク室内画派とよばれるピーダ・イルステズやカール・ホルスーウの作品も合わせて紹介します。


 

       
「背を向けた若い女性のいる室内」
1904年頃 ラナス美術館
Photo © Niels Erik Høybye
           

 
「若い女性の肖像、画家の妹アナ・ハンマースホイ」
1885年 ヒアシュプロング美術館
Photo © The Hirschsprung Collection, Copenhagen / DOWIC Fotografi

   

 

 

21歳の時、妹アナを描いたこの作品でデビュー。コペンハーゲン王立アカデミーの春季展に応募するが落選。保守的なアカデミーと私塾「ディ・フリー・ストゥディエスコーラ(自由研究校)」よりの画学生たちとの間に論争を引き起こし、名誉ある落選作品として歴史に刻まれる。

   
 
「ローマ、サント・ステーファノ・ロトンド聖堂の内部」
1902年 オーデンセ市立美術館
Photo © Odense Bys Museer / INFERNO, Wermund Bendtsen Fotografi ApS

   
 
   
   
「クレスチャンスボー宮殿、晩秋」
1890-92年 コペンハーゲン国立美術館 
Photo © SMK Foto, Copenhagen
   
     
   
   
「室内、ストランゲーゼ30番地」
1901年 ハノーファー、ニーダーザクセン州博物館
Photo © Ursula Bohnhorst

   
     

ハンマースホイは多くの室内画を描いた。それらはハンマースホイが住んでいたコペンハーゲンのアパートの一室が舞台になっている。ここに現れる女性像のほとんどが妻のイーダ。
   
   
「ピアノを弾くイーダのいる室内」
1910年 国立西洋美術館
   
     

   
   
「陽光習作」
1906年 デーヴィズ・コレクション B312
Photo © Pernille Klemp
   
     
   
   
「白い扉、あるいは開いた扉」
1905年 デーヴィズ・コレクション B309
Photo © Pernille Klemp

   
           
   


 


   
           
 
テキストはプレス資料より

主催: 国立西洋美術館、日本経済新聞社、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ

公式サイト:http://www.shizukanaheya.com/index.html
国立西洋美術館:http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html