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        プライスレス 素敵な恋の見つけ方 
          Hors de prix 
        2008年3月8日(土)、シネカノン有楽町2丁目、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー 
           
         
          ■ストーリー 
           	ジャンは高級ホテルのウェイター。内気でノンと言えない性格。 
          イレーヌは愛人業を営む女。若さと美貌を武器に、裕福な男を渡り歩きながら玉の輿の相手を探している。 
            そんなふたりが深夜のバーで出会う。勤務中にソファで寝ていたジャンをイレーヌは億万長者と勘違いし、ジャンも魅力的なイレーヌになぜか話を合わせてしまう。 
         それから1年後、再びイレーヌが愛人ジャックとともにホテルに現れる。ジャンは客の振りをして、前回と同じシチュエーションに持ち込むが、翌朝には正体がバレてしまう。その後、イレーヌもジャックに捨てられてしまう。 
              イレーヌのことが忘れられないジャンは、ニースへ向かった彼女の後を追う。新たなパトロン探しに苦戦するイレーヌを喜ばせるため、貯金を切り崩して超一流ホテルのスイートに宿泊するジャン。しかしイレーヌの要求はエスカレート・・・。 
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        ■キャスト 
		オドレイ・トトゥ 
		ガド・エルマレ 
		マリー=クリスティーヌ・アダム 
		ヴァーノン・ドブチェフ 
		ジャック・スピエセル 
		アンヌリーズ・ヘスメ 
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         ホテルの代金が払えず窮地に陥ったジャンは、最高級スイートの宿泊客であるマドレーヌに助けられる。一方、イレーヌは新しい男を見つけて同じホテルに滞在していた。それを知ったジャンは、彼女のそばにいたい一心で、マドレーヌの世話を受けることを決める。 
         これまでの関係から一転、同志となったジャンとイレーヌ。イレーヌはジャンに貢がせるコツや口説きのテクニックを伝授し、ジャンはマドレーヌからますます気に入られる。3万ユーロ(約500万円)もするジャガールクルトの時計を買ってもらう。贈り物を自慢し合ううち、ふたりはすっかり気のおけない仲になっていく。 
         ある晩、ジャンとイレーヌはそれぞれの部屋を抜け出して海へ向かう。誰もいない浜辺で語り合うふたり。いつしかイレーヌはジャンと過ごす時間にかけがえのない安らぎを感じていた・・・。 
          
        ※   ※   ※ 
         
         
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          ■プロダクション・ノートより 
          ピエール・サルヴァドーリ監督 インタビューより 
         
		  Q:本作は社会階級と戦うコメディでもありますね? 
          ユーモアを込めて言えば、それはまさに真実です。ジャンとイレーヌに対するマドレーヌとジャックの態度は非常に傲慢です。彼らは他人を支配する階級の人間です。・・・一方、イレーヌとジャンは自由でお互いを束縛していません。 
             
            Q:ジャンとイレーヌを救うのは愛ですか? 
            違います。ブノワと私は、恋愛コメディにありがちな絵空事のような解決方法は避けたいと思っていました。
			よく恋愛は、世の中の圧力に対する唯一の解決策として提案されます。
			しかし、我々にとって、愛は主たるポイントではありませんでした。 
			二人は作品の冒頭でベッドを共にし、イレーヌはラストのかなり前の段階で恋に落ちます。
			ところが彼女にとって恋愛とは厄介なものであり、解決策ではないのです。
			恋愛は彼女をとても不安定にし、おびえさせ、集中力を奪います。
  
			この作品の中で、イレーヌは男性と付き合うたびに、振られたり、侮辱されたり、すぐにその代償を支払う羽目に陥ります。
			イレーヌには人生プランとキャリアプランがあるので、犠牲や無償性が求められる可能性がある恋などまったく興味がありません。
			結局イレーヌを救うのは、押さえられない感情、ジェラシーなのです。 
			我々は、彼女が徹底的に自分の愛と戦い、それが最後に彼女を救う欲動になることを望んでいました。
  
            
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        玉のこしを狙い、男を渡り歩く小悪魔イレーヌ(オドレイ・トトゥ『アメリ』)が、高級ホテルで働く内気なジャンにいつしか心惹かれていく恋愛コメディー。 
          支配的な階級の人間と、そうではない人々の恋愛のありようの対比が楽しい。高級ホテルのウェイターであるジャンが、一文無しになっても、イレーヌに対して彼女の生き方に何一つ批判的ではないところがいい。批判する代わりに自分を変えてしまうという姿勢である。 
        同時期に日本で公開される、バルザックの『ランジェ公爵夫人』(展開がちょっと似ている)と比較するのもいいかなと思います。
			(JS)
             
           
        
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		■監督::ピエール・サルヴァドーリ 
		1964年チュニジア生まれ。キャバレー俳優、テレビドラマの脚本家を経て92年短編"Ménage"で映画監督デビュー。 
		『うそつきな彼女』(97)、『砂の売人』(00)、『お先にどうぞ』(03)などを監督。 
        		
  
		
		■スタッフ 
		監督:ピエール・サルヴァドーリ 
		制作:フィリップ・マルタン  
		脚本:ピエール・サルヴァドーリ、ブノワ・グラファン 
		音楽:カミーユ・バズバズ  
		撮影:ジル・アンリ(A.F.C) 
		美術:イヴ・フルニエ 
		衣装:ヴィルジニー・モンテル 
	       
             
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       ■オフィシャルサイト 
          http://priceless-movie.com/ 
		   
		  2006年/フランス/105分/35ミリ/カラー/スコープ /SRD DTS/
		   原題 Hors de prix 
		  字幕翻訳:寺尾次郎 
		  配給:シネカノン 
		   
		  (C)2006 LFP LES FILMS PELLEAS-FRANCE 2 CINEMA-FRANCE 3 CINEMA-TOVO FILMS-KS2 PRODUCTIONS
         
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