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横浜トリエンナーレ2008

YOKOHAMA 2008: International Triennale of Contemporary Art

   
 


       
 

マリオ・ガルシア・トレス
壁の間の秘密
2008年

Mario Garcia Torres
Secret Between Walls
(Site With the Soundtrack of Its Recent Past)
2008

  Mario Garcia Torres


   
     

マリオ・ガルシア・トレス (メキシコ)


壁と床に無造作に配置されたカラープリント、テキスト、ビデオモニタ・・・。
1975年モンクロバ(メキシコ)生まれ。現在、ロサンゼルスに在住。2004年ごろからフィルム、ビデオ、写真、パフォーマンスによる作品を発表。自己を模索できるコンセプチュアルアートの可能性に強く惹かれるという。これまで発表してきた作品は、時間、空間をも自在に置き換え、それが歴史の一部になることをコンセプトとしている。2008年1月、gallery sora.で日本での初個展「ポケット・スクラッチング」を開催。






   
 
         
             
 

シルパ・グプタ
見ざる、聞かざる、言わざる
2008年

Shilpa Gupta
Don't See Don't Hear Don't Speak
2008
Courtesy of the Artist


 Shilpa Gupta


   
 

シルパ・グプタ(米国)

巨大な写真。タイトルどおり、少年たちが互いに目、耳、口をふさいでいる。このことわざは日本やインドだけでなく、さまざまな文化圏に存在するそうである。シルパ・グプタは、1976年ムンバイ生まれ。ムンバイ在住。、幼少期から民族、ジェンダー、宗教、人種、階級、経済格差などの社会問題に興味をもっていたという。

















   
         
 

シャロン・へイズ
なにをやってもうまくいかない! それなら愛しかないじゃない
2007年

Sharon Hayes
Everything Else Has Failed! Don't You Think It's Time for Love?
2007

Courtesy of the Artist and Tanya Leighton Gallery



 Sharon Hayes

   
   

シャロン・へイズ(米国)

壁には、タイトルのテキスト、作者らしきシルエットとマイクが描かれたグラフックがかけられている。
1970年ボルティモア生まれ。ニューヨークに在住。言語を素材として、パフォーマンス、ビデオ、インスタレーション作品を発表している。2007年にニューヨークの新現代美術館で個展「私は自由を求めるパレードに参加するが、あなたを愛する限り私は自由ではない」を開催。








   
 
   
 

クスウィダナント a.k.a. ジョンペット
ジャワズ・マシーン:ファンタスマゴリア
2008年

Kuswidananto a.k.a. Jompet
performed with Yudi Ahmad Tajudin
Java's Machine: PHANTASMAGORIA
2008

Courtesy of the Artist


 
  Kuswidananto a.k.a. Jompet

   
     

クスウィダナント a.k.a. ジョンペット
(インドネシア)


ドラムを持った楽隊と思われるオブジェが並んでいる。両脇の壁には映像が映し出されている。ジャワの人々が歴史的にどう置かれたかを踏まえ、社会と自己の関係を問い直そうとしているという。
1976年ジョグジャカルタ生まれ。ジョグジャカルタに在住。様々な機器を用いたパフォーマンスを行なうアーティスト。映像作品、インスタレーションなどを発表している。






   
 
         
 

マイク・ケリー
キャンドル・ライティング・セレモニー
2005年

Mike Kelley
Candle Lighting Ceremony
2005

Courtesy of Ringier Collection, Switzerland


 Mike Kelley

   
   

マイク・ケリー(米国)


貴族をイメージさせる登場人物のビデオが複数のスクリーンに映し出されている。ろうそくが象徴的に配置され、鍵十字の腕章と兵士を被写体にした写真作品が一画に展示されている。
マイク・ケリーは、1954年デトロイト生まれ、ロサンゼルス在住。1970年代後半、擬似寓話的パフォーマンスによる活動を開始する。絵画、彫刻、写真パフォーマンス、インスタレーションなどさまざまなメディアを用いた作品を発表。
80年代末、ぬいぐるみを使用した「Half a Man」シリーズで注目を集める。また、70年代から80年代に、パンクバンド「DESTROY ALL MONSTERS (モンスターを殺せ)」のメンバーとして音楽活動を行う。
1992年、ぬいぐるみ作品の一部がロック・バンドのソニック・ユースのアルバムジャケットに採用される。
フロイトの『抑圧症候群』をテーマに、長い間、作品を作り続け、現代人の深層心理を表すような試みをしたり、階級意識を強くもち、それをモチーフにした作品を多数発表している。







   
 
         
 

ハッサン・カーン
G. R. A. H. A. M.
2008年
ビデオ、13分55秒

Hassan Khan
G. R. A. H. A. M.
Video, C20'55"

Courtesy of the Artist and Galérie Chantal Crousel


 Hassan Khan

   
   

ハッサン・カーン(エジプト)


一人の男がタバコをくわえる。こちらを見つめる・・・そんなとりとめのない映像が続く。1975年ロンドン生まれ。カイロに在住のハッサン・カーン。彼の興味は、一貫して大都市と自己との関係性にあるという。
ビデオ、パフォーマンス、インスタレーション、テキスト、音楽、サウンドなどを用いて、都市が抱える様々な構造を映し出そうとしている。






   


 


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